5月くりくま園だより
くりくま通信 | 23.05.10
5月5日は、こどもの日
豊かな子ども時代をどの子にも!
心地よい風が園庭を吹き抜けています。1年のうちでも過ごしやすい季節になりました。
新入のくりくまっ子たちも徐々に園での生活やあそびに慣れてきました。反面、1日のうちや日によっての気温の変化で、熱が出たり体調を崩したりしているくりくまっ子もいます。
G.W.中、お出かけされるかも分かりませんが、体調面に充分注意してお過ごし下さい。
児童憲章って、ご存じですか?・・・前文のみ
児童憲章
昭和26年5月5日宣言
われらは、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福をはかるために、この憲章を定める。
- 児童は、人として尊ばれる。
- 児童は、社会の一員として重んぜられる。
- 児童は、よい環境のなかで育てられる。
〔以後省略〕
省略した部分に、12の項目で具体的に生活、より良い環境、教育、文化、健康、平和・・・等の保障や自由、擁護が必要だと宣言されている。
2022年の速報値で、「国内の1年間の出生数が80万人を下回った。」という報道が流れました。3年間のコロナ禍の影響はあるだろうと、言われていましたが、国の推計を11年前倒しにする結果となりました。「少子化」が叫ばれて20年以上経ちます。「エンゼルプラン」・・・等数々の対策は打たれましたが、決定打はありません。
「出産費補助の増額」や「児童手当の増額」をいくら積み重ねても決定打には成らないでしょう。「異次元の少子化・子育て施策」を実現し、「少子化」に歯止めをかけるのなら、「保育料無償」「義務教育完全無償化」「高等教育(高校・大学等)の完全無償化」を即座に実施する事だと思います。「異次元」という言葉はそういうときに使う言葉だと思います。財源を増税や消費税の増税に求めるのは愚策です。国の基本政策に関することですから、所得税等の基本財源で位置づけるべきだと思います。
5月3日は、日本国憲法の施行日です。76歳の誕生日です。先のアジア太平洋戦争の敗戦から、もう2度と戦力は持たない。他の国と戦争はしない。戦争は放棄する。と誓い、決めた宝の憲法です。戦後政治の中でも「専守防衛」を対外的にも守ってきました。
「今後5年間で43兆円、軍備拡張に使う。」と、昨年の晩秋にありました。それこそ、憲法違反で、基本財政のどこから捻出するのでしょうか?
少子化対策等、優先してしなければならない課題が山積しているのに、国会で充分な説明もなく米軍の戦争に巻き込まれる恐れのある施策には反対です。「少子化」は、将来、社会が消滅する恐れがあるのですよ。国民がいなくなるのに、何を防衛するのですか?
児童憲章に高らかに謳われているように、すべての子どもを守って、豊かな子ども時代をどの子にも保障して行きましょう。