《2023年度》
社会福祉法人栗隈福祉会 くりくま保育園
保育園は常に質の高い保育が求められ、子ども1人ひとりの権利を保障し、成長を促す役割と責任がある。そのためには、保育者自身の人間性や専門性の向上を図ることは大切である。
保育園の自己評価を、保育の専門性を見つめる評価や機会とし、日々の保育に活用する。
評価:次の基準によって評価欄に○・△・✕ と記入する
○ | 十分理解している(十分できている) |
△ | 理解している(できている) |
✕ | 努力が必要である |
1.保育の理念・目標・計画・評価
○ | 保育所指針と保育理念・目標の関係を理解し、保育過程を立てている。 |
○ | 保育過程に基づいた具体的な保育指導計画を作成している。 |
○ | 多様な保育需要に対して、地域や保育所の特性を考慮した柔軟な計画を作成している。 |
○ | 各年齢の発達段階を理解し、それぞれの年齢にあった指導計画であり、個々の発達にも留意したものを作成している。 |
○ | 保育士は、自らの保育実践を振り返り・評価し、専門性の向上や改善に努めている。 |
2.保育の内容
○ | 子どもの発達過程やその連続性を踏まえ、保育や生活の中で「ねらい」や「内容」が達成されるよう、必要な事項に配慮して保育を行っている。 |
○ | 評価結果を基準に、保育の改善に努めている。 |
○ | 子どもの気持ちを理解し、信頼関係を築いている。 |
○ | 子どもたちが日々安全に過ごすための、安全な環境や適切な衛生状態に努めている。 |
○ | 身体的・精神的・情緒的発育や家庭環境及び食事習慣等、総合的に多面的に子どもの状態を把握している。 |
○ | 食育計画を作成し、日々の保育の中で子どもの「食を育む力」の育成に向け、その基礎を培わなければならないことを理解している。 |
○ | 行事の種類や実施回数は適切に行われている。 |
○ | 行事の計画・実施・評価・改善の体制をとっている。 |
3.保育園の組織・役割分担
○ | 豊かな人間関係の育成を目指したクラス・エリアの保育運営が行われ、連携が円滑に行われている。 |
○ | 保育に関わる様々な知識や技能の向上に努め、保育の悩みや疑問を解決するため、必要な研修に参加したり専門書を読むなどして自己研鑽を積んでいる。 |
○ | 全職員は、施設内外の環境維持・向上に努め、安全対策の共通理解や体制作りに努めている。 |
○ | 職員間で常に報告・連絡・相談の体制が機能している。 |
○ | 火災・地震・不審者侵入等の危機管理に努めている。 |
4.家庭・地域社会
○ | 家庭との関係を図るように努めている。 |
○ | 関係機関と連携を図り、有効な対応に努めている。 |
△ | 地域や保護者の意見を施設運営に反映している。 |
5.事務管理・運用
○ | 個人記録簿は、適切に記載し整理保管している。 |
○ | 職員に園内で知りえた事柄に対して、守秘義務を周知・徹底している。 |
○ | 各種会計を適正かつ適切に処理している。 |
6.情報発信
○ | 保育園だより・エリアだより・食育だより・保健だより・地域だより・ホームページ等で、施設の情報を発信している。 |
7.分析・総評
2023年度は、新型コロナウイルスの対応が5類に引き下げられ、感染対策を継続し、日々の保育や行事などを、以前の様な内容・形に戻しつつあります。
保育実践については、コロナ禍での保育経験から学べたことを共有し、「子どもの権利条約」を職員で再度学び直しました。 そして、子ども1人ひとりの「主体性を尊重した保育」を、より豊かに保障するために、職員間で研修と論議と実践を積み重ねてきました。
子どもたちの保育園での生活や遊び・人間関係などの日常を、保護者の方に感じてもらいたいと、秋以降幼児クラスで始めたのが「保育参加」です。 保育の自然な様子を見て感じてもらい、くりくま保育園がこれから目指し、大切にしていきたい「保育の姿」を伝える機会となりました。
次年度からは、これまでの「同年齢クラス・担任制」から「エリア保育・担当制」へと変更し、1人ひとりの「願いや要求」を可能な限り受け止め・保障する保育をしていきたいと思います。
また、保護者と共に子どもの成長を喜び合い、「大人も子どもも安心できる保育園」として、福祉・保育の役割を積み重ねていきたいと思います。