7月くりくま園だより
くりくま通信 | 23.07.06
たんざくに願いをこめて、七夕笹飾り
文月(7月)になりました。
来週11日(火)からは、プールも始まります。夏の保育の定番ですが、危険と隣り合わせです。この暑さで、くりくまっ子たちは既に水と触れあっています。健康で安全に過ごしてほしいものです。
7月7日は、七夕。くりくまっ子たち、保護者の方々、職員の願いを込めて、今年の七夕をむかえたいと思います。みなさんの「願い」や「夢」は、何ですか?子どもたちが気を遣わずに、大きな希望をもち成長発達できるように、大人も希望の持てる、夢を描ける社会を創っていかねば・・・。と、責任感をもって、短冊に願いを書きたいと思います。
お天気がよければ、10日(月)のつどいで、みんなの願いが天に届くように笹を燃やします。いずれ梅雨があけるでしょう。いよいよ本格的な夏の到来です。
2023年、平和について考える夏
「新しい戦前が始まった。」・・・昨年の2月24日に始まったプーチンのウクライナ侵略による戦争は、領土がウクライナに返還されないまま1年4ヵ月が経ちました。ウクライナの人々がロケット弾の被爆におののきながら日常生活を送っているのです。
特に子どもたちの日常が心配です。どの子も「豊かな子ども時代」が保障されているでしょうか?安心して学校に通えているでしょうか?親から引き離され、ロシアに連れ去られ無理矢理里親と養子縁組され「ロシアでの生活に慣らされていく。」という話も耳に入ってきます。一日も早く、ロケット弾の恐怖におびえなくてもいい生活を早く取り戻してほしいし、世界中の良心を、知恵を総動員して元の生活を保障しなければ・・・と、思います。「国連子どもの権利条約を保育にどう活かせば・・・?」と、日々くりくまの職員で考えあっています。その事もウクライナの子どもたちに気持ちを寄せる事だと大事にしています。
わが国と世界の歴史をひも解けば、78年前の夏、国民の大きな犠牲、アジアの人々に大きな犠牲を強いたアジア太平洋戦争が日本の敗戦で終わりました。中国への侵略(満州事変)から15年にわたる戦争があったのです。この夏も、広島(8/6)・長崎(8/9)への原爆投下、終戦記念日(8/15)がめぐってきます。TVや新聞・雑誌で特集も組まれることでしょう。先日、沖縄戦のアメリカ兵の音声がTVでとりあげられていました。 今の戦争と関連の中で捉え、世界中の子どもらが、砲弾の音に怯えて生活しなくていいように、冷静な頭脳で、「わが事として」とらえ、この夏を有意義に過ごしてください。
お子様とお話しの機会ももってください。【文責:武尾】