くりくま通信

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1月くりくま園だより

くりくま通信 | 24.01.10

新年あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします

2024年1月 くりくま保育園
園長 武尾正信
職員一同

大災害が、立て続けに起こりました

2024年1月1日16時10分、能登半島付近を震源に日本列島は、お正月の雰囲気を吹き飛ばすような大きな揺れに見舞われました。けたたましくTVの「緊急地震速報」が鳴り、京都でもローリングのような「長周期振動」に見舞われました。同時刻、本園職員がたまたま能登を訪れており、大震災に遭遇しました。立っていられないくらいの凄さだったようです。罹災された多くの方々関係者の皆様に、お見舞い申し上げます。

翌2日夕刻のニュース映像は、目を疑うような光景となりました。今回の能登半島地震の救援物資を積んだ海上保安庁の飛行機と乗客300人以上を乗せ着陸態勢に入った日航機が羽田空港C滑走路で接触衝突し、双方の飛行機が炎上大破しました。今、様々な検証がなされています。

ガザやウクライナ、世界各地で続く戦争

ロシアの軍事侵略から始まったウクラウイナ戦争は、この2月で丸年2年になります。

厳冬の折、「泥沼化」状態です。

昨年の10月7日からは、中東イスラエルのガザ地域で、イスラエルが「自衛権」を盾に、ジェノサイドを続けています。子どもや女性を中心とした犠牲者が、毎日積み重なり2万人を越えました。昨年暮れに、以前お話しした卒園生が園を訪ねてきてくれ、今回の攻撃に至るまでのパレスチナの人々に対するイスラエルの弾圧(パレスチナの人々の人権を奪い、抑圧を重ねてきた歴史)を知ることができました。その現実を前にして、ただただ無力感に苛まれている自分がいました。

希望はあります・・・当たり前に

地球環境の保全は、人類にとって喫緊の課題です。COP28(国連気候変動枠組条約締約国会議28回目)が、昨年11月から12月まで開催されました。(200か国が集結)その中では、世界の若い人々の活躍が目立ちます。自分たちが今後生きていく環境の事です。若者の意見が多く取り入れられて然るべきです。くりくまっ子も後に続いてほしいですね。

2017年に国連122か国によって採択され、2021年1月22日に50か国以上を数え、発効しました。内容は、核兵器を開発、実験、生産、移転、保有、備蓄、使用または、使用の威嚇(おどし)等を禁じています。核保有国や日本のように他国の「核の傘の下」にいる国で核保有国ににらまれている国は、残念ながら批准はしていません。核にしがみつく勢力は、「核抑止」にきゅうきゅうして、核廃絶に進めません。核の不条理さに苦しむ核保有国以外の中小の国々が団結して到達点です。いよいよ核廃絶にむけて、わずか数ミリですが、着実に前進しています。

能登半島大震災に見舞われた被災地も、奇跡の脱出をした日航機から着の身着のまま滑り出た人々にも希望があるし、「当たり前」が通用する社会が待っていると思います。

当たり前が当たり前として通用する社会をみんなで創りあげましょう。