11月くりくま園だより
くりくま通信 | 22.11.01
突き抜けるような青空、
一人ひとりの「みのりの秋」へ!
11月1日、久しぶりの本格的な雨となりました。霜月、カレンダーは、あと2枚・・・。
月日の経つのは早いもので、今年もあと2か月です。
10月1日の幼児うんどう会で、幼児は、全力で楽しみました。乳児は、普段の生活の様子を現在動画編集しています。もうすぐ公開ですので楽しみにお待ちください。10月の保育は、秋を探しに園の外へ、散歩や遠足に出かけました。途中でみつけたどんぐりを大事に持ち帰った子どもがいます。どんぐりひとつとっても、形、色、光沢・・・種類によって様々です。殊に乳児さんの散歩は自分の周りの観るものすべてがめずらしく、興味津々で一歩いっぽ立ち止まって、お友だちや先生に伝え、確認・共有しています。
澄んだ秋の空気の中で、くりくまの園庭の樹木も錦の織物のように彩りが深まっています。(西隣の樹木のグラデーションもすてきですが。)風に舞う落ち葉も足早に冬の到来を準備しているかのようです。大人の社会では、「読書の秋」「食欲の秋」等言われますが、くりくまっ子の秋はどんな形容が合っている秋なのでしょう?子どもたちにとって、何の秋でも、気持ちいい気候や環境条件を整えていきたいものです。落ち葉、どんぐり、虫(いつからか、苦手な大人も多いですが・・・?)、動物等は、子どもたちが育つ環境です。そんな環境で、身体いっぱい駆けまわるくりくまっ子の日常を大切にくりくまの保育園文化としてこれからも守っていきたいです。
最近、「食糧安全保障」という語を耳にしました。貿易など世界経済が発展している今日、「国民の胃袋を自前で確保する。」のが、独立国として当然の中味ではないでしょうか?主な国が、100%とまではいかないけど7~9割は実績をあげています。日本は、カロリーベースで30数%です。ウクライナ侵略戦争勃発後、「軍備を拡大せよ!」とか、「敵基地攻撃能力を持て」とか、果ては米軍が世界各地の戦争で使いまくっている「トマホークの配備」の話まで出る始末です。いくら軍備を増強しても、「食糧が止められ」たり、「全国50数基の原発がロケット弾等の標的にされ。」たりという段階で、日本の国はおしまいです。国の根本の食糧自給が整っていないわが国は、まずそこではないでしょうか?
コロナ禍の中で、制約された生活が続いています。人間、食べ物だけで生きているわけではありません。うるおいや希望、生の実感である歌、演劇、絵画等芸術、映像、文学・・・等がこれからも人類の生活にとってかけがえのないものを大事にすることを、忘れてはならないと思います。それを考えるのに絶好の季節、それが秋です。