くりくま通信

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2月くりくま園だより

くりくま通信 | 22.02.06

コロナの中で、園の子どもたちの生活を考える・・・

他人との交流を避け、やむを得ない外出の場合は、マスクを着用しお店等に入るときは、手指の消毒・・・こんな生活がいつまで続くのでしょうか?

2021年年末よりオミクロン変異株がまん延しています。感染力が強く、園でも、陽性者や濃厚接触者が続出しています。1月に入り、市内10を超える園や施設が休園を余儀なくされ、部分的に休業(一部閉鎖)になるケースもでています。

当園でたとえ罹患者がいなくても、感染者拡大は、職員も例外なく影響を受けます。特に今年になり複数の職員が出勤できない状況があり、保育体制がひっ迫しました。集団保育の実施がきびしい状況になり、もう少しで(一部ないし全部)休園措置をお願いしなければならない状況になっているのが連日起こっている現実です。

園内外のコロナの状況、全国8万人を超える新規感染者数の脅威、保護者のみなさまの安全を考え、幼児クラス(こぐま・きりん・ぞう)も動画配信による生活発表会に変更しました。残念ではありますが、やむを得ません。幼児クラスのその録画撮りを今週末(予定)に実施します。現在、幼児クラスの子どもたちは、役になりきり、セリフに思いをのせて練習を積み重ねています。その中での友だちとのぶつかり合い、葛藤、助け合いを通じての成長は、保育の中で追求し、お便り等で紹介されていることと思います。

乳児の動画配信に続く幼児の動画配信を楽しみにしておいてください。(全クラス視聴可能)

高齢者の「2025年問題」と「保育所における2025年問題」

先日、保育の研修会で武尾が、学んだことを紹介します。

社会の問題のひとつに高齢化問題があります。

戦後の第一次ベビーブーム(1947年~1949年生まれ「団塊の世代」)生まれの方々が、2025年に全て後期高齢者(75歳以上)に達し、要介護状態になられる方が増大し、社会がそれに対応できず、「介護難民」が増えるかも、という高齢分野の問題です。

それに対して、「保育所における2025年問題」は、少子化の問題です。日本の少子化は、以前から進行し、政府の様々な対策は、功を奏しませんでした。保育所の入所率は、第一次ベビーブームの子どもたちの結婚・出産で支えられていました。その世代が40代になり、その後保育所入所率も低下の一途をたどり、コロナ禍の中で予想を10年前倒しになり、2023年~2025年にかけて、保育所入所児童の減少が顕著にあらわれるという問題です。

わが国の社会として少子化に歯止めをかけなければ社会が崩れていきます。将来にわたり、安心して暮らしていける日本の社会を創っていくために、万人が避けて通れない問題です。

【文責:武尾】