4月くりくま園だより
くりくま通信 | 22.04.04
入園・進級おめでとうございます。
~ 今日から元気なくりくまっ子! ~
春爛漫。
くりくま保育園の園庭の樹木も芽吹き、花はつぼみをふくらませて本格的な春の訪れを「今か今か」と、待ち望んでいるようです。おかげさまでくりくま保育園も開園46年目のスタートをきることができました。感謝申しあげます。
新入園児8名のみなさん、ご入園おめでとうございます。そして、在園児66名のみなさん、進級おめでとうございます。今日から少し、お姉さん・お兄さん。子どもたちも、ご家族の方々もワクワク、ドキドキで胸がいっぱいのことと思います。私たち職員も新しい気持ちで、子育てをご一緒させていただきます。
どうぞよろしくお願いします。
園長武尾正信/ 職員一同
職員紹介
園長 | 武尾正信 |
主任 | 飯田岳志 |
幼児主任 | 中地由起子 |
乳児主任 | 坂口智子 |
担任・担当
ひよこ(0・1歳児クラス)
・和田千明
・西山絵莉奈
・吉田鮎美
・坂口智子
・小林萌子
りす(1・2歳児クラス)
・兼田歩
・齊藤まなみ
うさぎ(2歳児クラス)
・河野佳世
・井上未来
こぐま(3歳児クラス)
・内川桜
・恩田勇輝
・中地由起子
きりん(4歳児クラス)
・山内郁美
・中地由起子
ぞう(5歳児クラス)
・立川智子
・中地由起子
フリー
・飯田岳志
・坂口智子
一時保育室「ひまわり」
・坂口智子
栄養士
・松井恵美子
・古株妃世夏
保育
・佐藤真理子
・髙井純子
・三原友紀
・山口美耶
・常松直子
・黒木紀美子
・奥山知枝
・森拓子
・浅野るみ
調理
・白木桂
・加藤孝子
用務
瀬野早美
安全支援員
・岩切順子
・堀貞代
くりくまっ子もウクライナの子どもたちも同じ大事な生命。
まず、停戦を!
2022年2月24日、ロシアのウクライナに対する軍事侵攻が始まりました。
人類は今まで武力(軍事力)を使って隣国との問題を解決?してきました。今回の侵略に対する驚きは、「まさか、21世紀なって侵略戦争が起こるなんて!」です。関係国による外交交渉は続けられてきましたが、とうとう一線を越えてしまいました。
以来6週間、世界の人々は、TVやSNSというメディアを通じて、罪もない、年端のいかない子どもたちが、ベットに横たわり人工呼吸器をつけられ、不安からか家族の名前をつぶやきながら、苦痛に耐えている姿は、誰も受け止められない現実です。古今東西、侵略者が軍事力を使い他国の領域を侵し、国家主権を侵害し、国民を殺害する。
その時の理由(口実)に、「自国民や資産を守るため。」「大規模破壊兵器があるので、破壊する。」「仮想敵国が攻めてくる前にたたいておく。」等です。侵略の事実を覆い隠すために、信頼を壊し兵器でウソをつきます。
これが侵略者の常套手段です。
今回の例でも、停戦協定の会談の最中にロケット弾が市民の住む住宅に、病院に、学校に撃ち込まれる。という事ひとつとっても、相手国に「中立化」や「領土割譲を認めさせる」ことは、他国に対する侵略行為そのものです。
国連でも、安保理は、力を出し切れませんが、140を数える国々が国連総会の場で、プーチンの戦争に対して、3月はじめに「ロシア軍即時撤退」決議を、3月末に「民間人の保護を内容とする人道決議」を採択しました。
プーチンの戦争は、当初のねらいがはずれ(短期予定が、ウクライナ人民の抵抗、侵略戦争反対の国際世論、各国の経済制裁がボディブロウのように効くということで、)長期化しています。
プーチンは、「核兵器を使う。」と脅しをかけ、生物・化学兵器の使用をちらつかせ、民間を狙い撃ちした戦争犯罪に手を染めています。
日本国内では、元首相やある政党が「核兵器共有論」(同盟国のアメリカの核兵器を日本列島に配備する)等を言い出しました。核の脅しに対し、それ以上の核を準備する。万が一、核が使われたら・・・核基地(原発も)は、仮想敵国の標的となる。
核を使った方も生存することができず、環境変化をともない。食糧不足に陥り、人類滅亡につながります。核抑止論の破綻は明かです。
日本は、先のアジア太平洋戦争の末期、ヒロシマ・ナガサキに原爆が投下された特別な国です。(戦争被爆国)亡くなられた方は無論のこと、九死に一生を得たヒバクシャの方々は、身をもって心や身体にダメージを受け、身体をむしばむ放射能の影響と闘ってこられました。
思い描いていたささやかな夢や人生が一瞬にして奪われました。それが核時代に生きる私たちに突きつけられた課題「核廃絶」です。
今回のプーチンの侵略戦争からくみ取らなければならない教訓は、あらゆる通常兵器は無論のこと、核兵器廃絶です。ウクライナで生命の危機に立たされている仲間たちは、ロケット弾の砲撃におびえながら、全世界の仲間にそう訴えているのではないでしょうか?
私は、今回の侵略のニュースを聴き、いても立ってもいられず難民問題に向き合っている国連難民高等弁務官事務所のHPを見ました。ウクライナ難民が400万人に達するとの予測を見て、少しでも役に立ったらと願い寄付を申し込みました。(2年前から国連UNHCR協会とUNICEF協会に毎月寄付をしています。)UNICEFにも今後も協力していきたいと思います。
みなさんの人道上(人間として)許せない行為である侵略戦争それにともなう避難民がウクライナでは、国外400万人超え、国内600万人超え合計1,000万人を超えました。人類全体に突きつけられた課題(問題)です。この機会に日本でも難民受け入れの質を良くする必要があると思います。避難民と難民の使い分けだけでは事が済みません。ウクライナの真実の情報を知り、自らの頭で考え、周りの人たちと交流しあって対処したいですね。
要は、武力(力)による問題解決ではなく。国際世論で独裁者を包囲し、2度と侵略戦争や地域紛争を武力で解決することがないように、国連が中心となって、平和を守っていかなければならないことが解ったのではないでしょうか?
ウクライナのロシア軍は、即時停戦。国外に撤退。戦争犯罪人の責任の追及。国連改革を進めること(安保理の常任理事国が侵略戦争を仕掛けている事実がある。)核兵器禁止条約を全ての国が受け入れ守る事。日本国憲法前文、第9条の精神やシステムを世界人類のスタンダードにしていく事が需要です。
この地球上には、人類に課せられた様々な問題が山積しています。新型コロナウイルス感染症にどう向き合うか?この10年で地球環境悪化をくい止められなければ、地球は生物が住めない星になってしまうでしょう。食糧問題、貧富の差の拡大、等まさに正念場です。
そんな問題の解決のために私たち大人と仲間である子どもたちが一緒になって、争いや排除、分断ではなく、違いを認め合い共感し、連帯を根本のやり方として確認していきましょう。
ロシアの仲間たちは、敵ではありません。
本当の出来事(ウクライナで起きていること)を知れば、必ず行動すると信頼しています。
1930年代、ヒトラーの侵略を許してしまったミュンヘン会談の失敗を人類が今してはならないと思います。
まず、わが事としての本質をとらえること。
【文責:武尾】