くりくま通信

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5月くりくま園だより

くりくま通信 | 22.05.02

新緑の季節、くりくまっ子躍動!

新年度がはじまり1か月が経ちました。くりくまっ子はもとよりご家族のみなさまも新年度の新しい生活に慣れましたか?とかく4,5月は、いろいろな変化が大きく様々な場面でざわざわし、上手くいかないもの。1か月経てばOKです。5月も引き続き充実した時間を過ごしましょう。

園の行事は、内科検診、歯科検診、検尿(6/1, 2)と健康・衛生関係があります。13日には、幼児遠足でバスに乗って太陽が丘に行く予定です。コロナ禍の中で2年間バス遠足は見合わせていました。今年は、コロナ対応をとりながら実施したいと思います。

園庭の木々は、太陽の光を全身に浴びて青々と繁っています。温かい風は、全ての人に心地よさを運んできてくれます。その中で、くりくまっ子は、存分に身体を動かし、生命の輝きを放っています。伸び伸びと育って欲しいものです。この時期、周りが気をつけること熱中症(気温の上昇に対して、身体がついてこない。)と、紫外線(年間で最も強い時期と言われている。)です。地球環境は、厳しい状態にむかっています。この10年が勝負!こんなところにも、地球上で暮らす人類は、気を配らなければなりませんね。

G.W. 後半へ 充実した時間をお過ごしください

~子どもの日 憲法記念日を子どもにとっても確かな日に~

5月3日は、日本国憲法が誕生して75歳の誕生日です。私の8人の孫のうち、小6になる孫が、学校で憲法のことを学び、「じーちゃん、憲法っておもしろいわ。」と話していました。私も前職では、中学校で社会科を教えていましたので、少し情勢を・・・。

日本国憲法について

日本国憲法は、アメリカに押しつけられたとか、議会で討議されていないとかの意見がありますが、以下の点でそれは当てはまらないと思います。当時の日本の支配者層は、何度も、ポツダム宣言で要求された自由・民主主義・戦争しない平和を内容とする憲法の制定で対応できずGHQ(連合国軍総司令部)より検討し直しを命じられます。時の政府内の限界の中、憲法の学者で構成された「憲法調査会」という組織が、わが国の歴史研究の成果の自由民権運動や大正デモクラシーの潮流と、世界でも当時の憲法研究の最先端の流れを入れ、内容充実に貢献していきます。帝国議会という看板ですが、「婦人参政権」で選出された(20歳以上の全ての国民に選挙権)議会での討議、修正(国民主権部分が曖昧であったために明確に表現された等)、そしてGHQの中のプロジェクトチームが中心になって、多くの人々の努力で生まれたのです。充分民主的な手続きを経た制定過程です。

それから75年経ちました。国づくりの理想がどうなったでしょうか?G.W. 後半に思いをはせて、日本国憲法に関する書物や新聞、映像に触れてみてはどうでしょう?

今回のプーチン政権のウクライナ侵略は、国連憲章や国際法に違反する武力行使です。

しかし、大国主義・覇権主義の独裁者は、プーチンの他に地球上に未だ、います。こういう輩を国際世論でしばらなければ世界人民は安心しておちおち寝られません。「核抑止論」は、破綻し、いよいよ核兵器禁止条約の出番です。プーチンに核を使わせてはなりません。世界の人々の世論で包囲し、軍事同盟は無論のこと、勝手気ままな侵略戦争・武力の行使は、止めさせなければなりません。それしか人類の生き延びる道はないと思います。

最後に出番をもう一つ。日本国憲法前文より・・・

「・・・日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。・・・」

今は昔、私が中学3年の時、日本国憲法前文を何度も唱え覚えたことが役に立ちました。